知財管理というよりも、本当は、技術管理の段階から入ったほうが実効があるのですが、知財管理のレベルについてはおおよそ次の内容が目安になります。
●レベル1: |
初期レベル
知財に関する案件が出る毎に対応策を考える。 |
●レベル2: |
反復できるレベル
知財に関する案件が、少なくとも年に数件はあり、出願なら特許事務所、訴訟なら法律事務所がある程度決まっていて、相談できる状態。 |
●レベル3: |
定義されているレベル
知財に関する案件の処理について、例えば、出願に当たって、先願調査をおこなうなどの処理が社内で標準化されており、恒常的に処理ができる状態。 |
●レベル4: |
定量的に管理されているレベル
知財に関する案件の内容を定量的に管理しており、例えば、件数、研究費や出願費用などの費用対効果の把握、権利内容の把握(特許網など)ができている状態。 |
●レベル5: |
最適化されているレベル
事業における他のフェイズ、例えば技術開発や事業戦略との関係が明瞭になっており、事業に対する技術と知財の役割が常に事業利益の最適化に向かって運営できる体制と なっている状態。 |
これらのレベルの内容も、事業内容や事業規模の影響を受けて様々なバリエーションがあり得ます。知財に知財に対する認識によって実践レベルが変りますので、具体的な内容に即したレベルの判定と、組織内での実践方法についてイーエイチクリエイトはアドバイスできます。
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